うつ病でも通える通信制高校をおすすめする理由を紹介します

うつ病でも通える通信制高校をおすすめする理由を紹介します

うつ病は、成人の方に多く見られますが、中高生にも起こりうる病気です。小学生では、10人に1人、中学生では、10人に2人が抑うつ傾向が見られるようです。

また、うつ病から、不登校に繋がる場合があり、学校に行けないことで、苦しんでいる方がいらっしゃいます。

通信制高校は、自宅で学習ができ、学校に通うことがあまりできない方でも卒業できるので、今うつ病で悩まれている方は是非、こちらの記事をお読みいただき、通信制高校も選択肢の一つとして考えていただければと思います。

中高生のうつ病の原因

中高生は、年齢と共に、身体が大きくなり、心も変化していきます。他人との違いを意識し出す時期でもあるので、それによって、人間関係に悩むことが多くなり、うつ病を発症してしまう人が少なくないようです。

また、中高生は、進級・進学・就職など環境が変わりやすい時期で、そういう環境の変化に対応できず、うつ病を発症してしまう人がいるようです。

上記以外にも、学校でのいじめであったり、身内の方の死等も原因になることもあるようです。

うつ病は、遺伝的な要素も関係があるようです。

中高生のうつ病の症状

大人のうつ病の症状としては、やる気が出ないであったり、食欲低下、不眠等がありますが、中高生のうつ病の症状としては、大人の症状とは逆の、食欲増加や、過眠、気分がずっとイライラするというのが続くようです。

大人の症状とは、真逆な症状のことが多いので、うつ病だと気づかないケースがあります。

そのままで放置してしまうと、取り返しのつかない事態になる可能性もあるので、早めに大人が気づいて、すぐに対応することが大事になってきます。

中高生のうつ病の対処方法

身体を動かす

身体を動かすことは、ストレスの解消になり、うつ病の発症リスクを減らすことができるようです。

散歩や、軽いランニングなどを取り入れてみると、良い気分転換になるかもしれません。

太陽の光を浴びる

人は、体内時計というものを持っています。この体内時計が狂うと、うつ病が悪化するという研究結果もあるようです。体内時計がスムーズに進むと、心地よさを感じるようにできているようです。

この体内時計は、朝の太陽の光を浴びることによって、リセットされるようなので、朝起きて、ウォーキング等で外に出て、太陽の光を浴びることで、心地よく1日がスタートできるようになるかもしれません。

感情を紙に書く

気分が落ち込んだ時や、イライラした時は、感情を紙に書いてみると、良いと思います。

そうすることで、自分のことを客観視できるようになり、焦りや不安が和らいできます。

考え方を前向きに

自分の短所や欠点に目を向けがちですが、自分の良いところや長所に目を向けることによって、考え方を前向きにすることができます。1日10分でも良いので、自分の良いところや長所に目を向ける時間を作ることで、考え方が前向きになってきます。

うつ病の方にオススメな通信制高校

無理せず自分のペース通学することができる

全日制高校は、毎日通うことが必要ですが、通信制高校は、基本的に自分のペースで通うことができます。学校によっては、週2や週3とかで通うことができます。

毎日通わないといけないというプレッシャーはないので、うつ病の方には、気楽に通えると思います。

先生がカウンセラーの資格を持っている場合がある

全日制高校は、カウンセラーの先生が常駐していることはあると思いますが、通信制高校は、先生がカウンセラーの資格を持っていることがあります。先生が全員カウンセラーの資格を持っている学校もあるようです。そのため、通信制高校の方が、メンタル面での手厚いサービスを受けることができます。

興味がある分野を勉強できる

全日制高校は、基本的に科目勉強しますが、通信制高校では、学校にもよりますが、科目勉強の他に、以下のようなことも学べます。

・ITコース
PCをはじめとした、情報分野の専門教育を学び、将来に役立つ実践的な力を養う

取得を目指す資格は
<インターネットユーザー能力認定試験>
<Excel 表計算処理技能認定試験>
<Word 文書処理技能認定試験>等

・アニメ、マンガ、声優コース
漫画家や、イラストレーター、声優を目指すコースで、デッサンや、発声の基礎を学んでいくようです。

・アクターズコース
プロのダンサーや、俳優からダンスや演技を学んでタレントやダンサーを目指していくコースです。

・音楽コース
ギターや、エレクトーン等の楽器や、ボーカルを学び、将来的にプレーヤーや講師としての活躍を目指すコースです。

・製菓コース
クッキーや、ケーキ、団子等を実際に作って、食べて、製菓の技術を学ぶコースです。将来、パティシエになりたい方に向けて、バックアップしていただけるようです。

・ファッションデザインコース
服作りの基礎知識や、デザイン、ジュエリーの制作・デザインを学び、将来、ファッション業界や、宝飾業界で活躍することを目指すコースです。

・ネイル、メイクコース
ネイリストを目指したり、メイクなどを学ぶコースです

・美容エステコース
美容師や、エステティシャンを目指すコースです。美容師は、高卒資格と同時に取得することが可能です。開業や、就職に役立つ接客マナーなどコミュニケーションも学べるようです。

・ペットコース
トリマーや、ペットトレーナーになるための知識と技術を学べるコースです。

・スキルアップコース
薬事専門家養成講座や、ひきこもり支援相談士養成講座、心理士講座、福祉士講座などの幅広い講座を受講することが可能です。

・スポーツコース
スポーツに力を入れたい方や、将来スポーツトレーナーになりたい方向けのコースです。

・保育、福祉コース
保育士資格取得を目指したり、将来的に介護福祉士や、社会福祉士を目指すコースです。

中高生のうつ病を発症した方は、特徴の1つとして、好きなことをすると、症状が緩和されることがあるようです。

興味がある分野がある場合は、その分野に特化した通信制高校に進まれると良いと思います。

留年がない

全日制高校は、学年制を取り入れています。学年制は、1年毎に必要な単位数が決まっており、その単位の修得数によって、留年になるか、進級できるかが決まります。

また、留年した場合は、落とした単位数のみを受講すれば良いわけではなく、その1年間で習得する単位すべてを取り直す必要があります。

そのため、しっかりと、学校に通わないといけないし、テストでもある程度は点数を取る必要があります。

しかし、通信制高校は、そもそも単位制なので、留年はありません。単位制というのは、各科目に単位が設定されており、3年間の在籍と、卒業必要単位の74単位以上を修得、特別活動を30時間以上受けている事が達成できれば、卒業できるというものです。

通信制高校は、3年間で、74単位を修得すれば良いので、自分のペースで勉強でき、心のゆとりが生まれます。

まとめ

うつ病になってしまうと、早く治して、同級生の皆と同じ生活に戻らないとと、焦っているかもしれません。

うつ病は、まず休むことが大事です。通信制高校では、全日制高校と比べると、在宅で勉強することができますし、留年もないので、自分のペースで勉強できます。先生はカウンセラーの資格を持っている方がいるので、いつでも相談できます。ダンスやネイル等の興味がある分野を学べるような学校もあります。進路の一つとして、通信制高校に通われて、うつ病を少しでも改善の方向にもっていけると良いのかなと思います。