【通信制高校】ネットの授業はどんな感じ?オンライン授業のメリットや流れを解説

【通信制高校】ネットの授業はどんな感じ?オンライン授業のメリットや流れを解説

通信制高校は、週に数日学校に通うコースと、オンラインで授業を受けるコースの2種類あります。

オンラインコースでは、映像授業を見て、勉強するなど、今まで通ってきた小学校や中学校と形式が異なると思います。オンラインでの授業についてお伝えしていこうと思います。

オンラインでの授業とは?

オンライン授業は、パソコンやタブレット、スマートフォンで受講可能です。授業なので、スマートフォンだと見えづらくなるので、パソコンもしくは、タブレットがオススメです。

オンライン授業は、授業を映像で撮ったものを見る映像授業タイプと、授業を、ZOOM等のビデオ会議で実施する生配信タイプがあります。

映像授業の方は、自宅等で、好きな時間に授業を見ることが可能です。ビデオ会議で実施するタイプは、対面授業と変わりなく、指定の時間にZOOM等のビデオ会議に入り、そこで授業を受けます。

オンライン授業だと、出席のカウントはどうするの?

ビデオ会議でやる授業に関しては、出席しているかどうかすぐわかりますが、映像授業のタイプだとどのように出席のカウントはするのでしょうか?

ネット上で、映像授業がどのくらいまで進んでいるのかを可視化するシステムを導入している学校もあります。そのため、どこでつまづいているのかも把握できるようです。

オンライン授業の流れ

通信制高校は、教科書を読み、レポートを作成し、スクーリングで授業を受けて、テストに合格すると、単位を修得できます。この単位を74単位修得すると卒業することが可能です。

基本的にレポート作成は、通信制高校から提供された紙で提出していきますが、スマホや、タブレットで提出することが可能です。

オンライン授業でもスクーリングは必要

オンライン授業を取り入れている学校でも、スクーリングは必要になります。オンライン授業を取り入れている学校は、スクーリングもオンラインかと思われている人もいますが、実際は通学します。

オンライン授業を取り入れている学校のスクーリングは、合宿形式か、家から通う形式が多いです。

合宿形式の場合は、郊外や、離島の方にキャンパスがあることが多いです。家から通えるスクーリングは、都会にキャンパスがあることが多いです。

このスクーリングに出席することは、卒業条件の1つになるため、スクーリングに欠席することは、卒業できないということになります。

合宿コースや、自宅から通うコースも、長時間、他人と過ごすことになります。そのため、他人と過ごすことが苦手な人は、オンライン授業を取り入れている学校は選択肢から外すと良いと思います。

また、スクーリングは、朝から授業を受けるので、起立性障害を抱えている人は、難しいかもしれません。

オンライン授業のメリット・デメリット

オンライン授業のメリット

①自宅や外出先等の好きな場所で受講できる

オンライン授業の場合は、場所を問わず、受講できることがメリットの1つです。ビデオ会議を使っての生配信タイプの映像授業の場合も場所を問わず、受講できますが、騒がしい場所や、ネットが安定しないところで受講すると、聞き取りにくい状況になるので、生配信タイプの授業を受講擦る際は、自宅等静かな場所で受講するのをオススメします。また、生配信タイプの授業では、先生と会話しながら進めていくので、声が出せる環境がベストです。そういった意味でも、自宅等の静かな場所で受けられると良いと思います。

②自分のペースで受講できる

学校等の集団授業だと、1人の生徒さんに合わせて授業をしてくれるわけではありません。そのため、わからないところがあったけど、授業は先に進んでしまうなんてこともあります。その点、オンライン授業では、自分のペースで受講できます。映像授業タイプだと、動画を何回でも見返すことができ、理解をさらに深めていくことが可能です。生配信タイプの授業では、先生と会話形式で授業を聞けるので、わからないところはその場で解決可能です。

③学習履歴や学習進捗が可視化できる

オンライン授業で、その生徒さんが、どの項目まで授業をやっているのか可視化するツールを持っている学校もあります。そうすることで、どこで生徒さんが躓いているのかがわかるので、躓いている項目だけを対策をしやすいというメリットがあります。生徒さん側も、こんなに勉強したんだということが可視化できるので、自信にも繋がります。

オンライン授業のデメリット

①インターネット環境と、デバイスが必要

集団授業であれば、テキストと、ノートがあれば、後は教室に行くだけで授業を受講できますが、オンライン授業では、インターネット環境と、授業を受講するためのパソコンや、タブレット、スマートフォンが必要になります。授業を受講するとなると、スマートフォンだと画面が小さく、見づらい可能性が高いです。授業を受講する際は、パソコンや、タブレットを使用するのが良いと思います。

②自学自習が必要

映像授業は、いつでも受講することが可能です。そのため、いつ受講するのかを自分で決めないといけません。自主的に勉強しないと、いつまでもやらない可能性があります。既に自分で勉強する習慣を持っている人は良いですが、勉強習慣がない人は、まず勉強をするという習慣をつけないといけません。

③生徒同士の交流がない

オンライン授業では、映像授業では、デバイスで授業を受講するだけなので、一緒のタイミングで授業を受講している人はいません。生配信の授業でも、基本的には、先生と生徒の1対1の授業になるので、一緒のタイミングで受講している人はいません。独学でやっていくので、勉強に集中できる環境ですが、友達と一緒に授業を受けたい人には向いてません。

④授業時間が決まっている

映像授業タイプの授業は、いつでも受講できますが、生配信タイプの授業では、授業時間が決まっています。例えば、社会人の人で、急に仕事が入ってしまった場合、生配信タイプでは、授業を欠席しなければなりません。そういう人の場合は、映像授業タイプの授業を提供している学校を選ばれると良いと思います。

オンライン授業を提供している学校の学費

通信制高校の学費は、公立で年間5万円前後です。私立は、年間25万円からになります。オンライン授業を提供している学校は、ほとんどが私立になるので、25万円からになります。就学支援金を利用されると、世帯年収によって、授業料は半額や、全額負担になります。スクーリングで、郊外や離島にキャンパスがあるところが多いので、交通費や、宿泊費、食費等が別途でかかる場合があります。

まとめ

通信制高校のオンライン授業についてお伝えしました。オンライン授業では、映像授業タイプと、生配信タイプがあり、どちらのタイプを提供しているのかは、学校によって異なるので、学校選びをされる際は、そこも注目してみると良いと思います。オンライン授業のメリットとしては、いつでもどこでも受講でき、自分のペースでできる点ですが、デメリットとして、授業を受ける環境を整えないといけなかったり、自学自習がベースになるので、自主的に勉強しないといけません。オンライン授業を提供している学校は、私立の通信制高校と同じくらいの学費になります。学費でネックの場合は、就学支援金を申し込むと良いと思います。ただ、スクーリングの時に、移動費等がかかるので、そこは注意が必要です。