通信制高校生の1日ってどんな感じ?スケジュール例も合わせて紹介します

通信制高校生の1日ってどんな感じ?スケジュール例も合わせて紹介します

全日制高校の1日のスケジュールは、朝に登校して、授業を受けて、夕方頃に帰宅し、帰宅後に部活に入っている人は、夜まで部活というスケジュールになるかなと思います。

通信制高校の1日のスケジュールはどんなスケジュールでしょうか?今回は、通信制高校の1日のスケジュールについてお伝えしていきます。

通信制高校の学校生活について

通信制高校は、基本的には、自学自習で勉強を進めていきます。全日制高校ですと、1日のスケジュールがガチガチに決められているので、通信制高校のスケジュールは意外に思われるかもしれません。通信制高校の自学自習はどんなことをやっているのでしょうか?

レポートを作成する

通信制高校の自学自習は、レポートを作成することが主になります。レポートといっても、大学のレポートのように、何千文字も書くわけではなく、通信制高校のレポートは、問題集の形式になっています。問題のレベルも、すごく難しい問題が多いのではなく、教科書の問題と同じくらいのレベルの問題が多くなっています。レポートには、該当の教科書のページ数が書いてあるので、そこを確認して、参考にしながら解くことができます。

レポートは、単位修得に必要なことなので、必ず作成して、提出しなければなりません。なので、提出期限は守って、作成していきましょう。

スクーリングについて

通信制高校は、学校によって登校するタイミングが異なります。基本は全てオンラインでできるが、年に数回は、スクーリングに行く形式もありますし、週に数回、学校に通学していく形式もあります。そのスクーリングの際に、先生から直接授業を受けれる場なので、その際に、わからないところを質問することが可能です。

また、スクーリングに通うことは、卒業条件の1つになるので、必ず出席する必要があります。

通信制高校生の1日のスケジュール

通信制高校の学校生活については、上でお伝えした通りです。次は、通信制高校に通っている生徒さんが、どんな1日を過ごしているのかについてお伝えしていきます。

以下が実際の生徒さんのスケジュールです。

8:50 登校

9:00 個別授業

10:00 自習

11:00 映像授業

12:00 昼食

13:00 自習

15:00 先生と面談

16:00 部活

全日制高校に通う生徒さんの時間割と比べると、自習の時間が多い印象を抱くと思います。

通信制高校は、上記のように、自習が多いスケジュールになることが多いです。

自習が多いけど、自主性が大切

通信制高校は、自習時間がすごく多く、1日の過ごし方は、生徒さんそれぞれです。勉強以外にも、アルバイトに精を出す人もいます。自由な時間が多い分、ダラダラと勉強をしてしまうと、全然レポートが進まず、レポートが溜まってしまうということになってしまいます。そのため、自分でしっかりと計画を立てて、レポートをこなしていく必要があります。

通信制高校は、レポートを提出しないと、単位を修得できず、卒業できなくなる可能性があります。勉強の計画をしっかりと立てて、3年間でしっかりと卒業できるようにしましょう。

通信制高校には留年はない

通信制高校は単位制のため、留年はありません。単位制というのは、通信制高校の場合、教科書を読み、レポートを作成して、スクーリングで授業を受けて、テストで合格点を取れれば、単位がもらえます。この単位を、卒業までに74単位以上取れると卒業になります。そのため、高1生で1単位しか取れなかったとしても、留年はなく、残り2年で73単位以上取れれば卒業になります。もし、高3生の段階で、74単位取れてなければ、もう1年高校に行かないといけないという流れになります。

1つの通信制高校で7年前後くらいまで在籍することが可能なようです。

また、1年間で修得できる単位は学校によって異なるので、ここは、学校側に確認すると良いと思います。

全日制高校は、学年制です、学年制は、1年毎に一定の成績を取らないと、進級できず、留年という流れになります。留年すると、その1年間でテストの成績が悪い科目だけ受講すれば、良いと思われるかもしれませんが、全ての教科を受講する必要があります。

上記でもお伝えしましたが、しっかりと自分で計画を立てて勉強しないと、7年も高校に通わないといけないという感じになる場合もあります。高校生活が長いと、その先の就職に影響も出る可能性があるので、ここは注意が必要です。

通信制高校の卒業する条件

通信制高校を卒業する条件は3つあります。1つ目が、高校を3年間以上通学すること、2つ目が、74単位以上修得すること、3つ目が、特別活動を30単位以上修得することです。

1つ目はわかりやすいと思いますので、2つ目以降を説明していこうと思います。

通信制高校を卒業するには、74単位以上修得する必要があります。単位は、教科書を読み、レポートを作成し、スクーリングで授業を受けて、テストで合格点を取れば修得できます。科目は、必修科目と、選択科目があります。必修科目は、必ず受けないといけない科目です。必修科目で単位を取らないと、卒業できないので、注意が必要です。

特別活動についてです。特別活動は、入学式や卒業式、体育祭、文化祭、校外学習などの学校行事や、ホームルームが当たります。これらの特別活動は、スクーリングに参加することで単位認定されますので、積極的に参加していきましょう。

通信制高校にも部活動はある

1日のスケジュールのところでもお伝えしましたが、通信制高校にも部活動はあります。文化部だけじゃなく、運動部もあり、運動部の中には、全国大会や、甲子園に出場している、成績優秀な高校もあります。

通信制高校と定時制高校の運動部が共同で行われている、全国定時制通信制体育大会もあるそうです。これは、通信制高校と定時制高校の全国大会です。通信制高校の部活はこれを目指して練習をしているところもあります。

甲子園に出場したことがある通信制高校として、クラーク記念国際高校が挙げられます。サッカーのインターハイに出場したことがある通信制高校は、第一高等学院が挙げられます。通信制高校だから、弱小の部活ばかりではなく、強豪校もあります。

活動時間は、全日制高校と異なり、短いのが特徴です。登校が生徒全員一緒ではないので、全員が集まりづらく、放課後も生徒それぞれで異なるので、集まりにくいという傾向があります。

また、通信制高校には、スポーツコースを設けている学校もあります。このスポーツコースで、練習に専念できるようになります。

まとめ

通信制高校の1日についてお伝えしました。通信制高校の1日は、全日制高校と比べると、ぎっしりとスケジュールがあるわけではなく、適度に自習があり、自分のやりたいことができる時間が多いのが特徴です。自分がやりたいことができる時間が多い分、自分で規制しないと、勉強をダラダラやったり、先伸ばししてしまう可能性があります。そのため、留年はありませんが、卒業が4年生以降になる可能性があります。もし、高校を4年生以上で卒業となった場合、後の就職活動に響いてくる可能性があります。しっかりと、自分で計画を立てて、勉強していきましょう。通信制高校にも部活動はあります。全日制高校と比べると、ハードな練習はしていないかもしれませんが、中には、インターハイや、甲子園に出場するくらいの強豪校もあります。