通信制高校の健康診断とは?受けないといけない?料金・日数などを解説します

通信制高校の健康診断とは?受けないといけない?料金・日数などを解説します

全日制高校では、健康診断が4〜6月頃に行われます。通信制高校では、健康診断はあるのでしょうか?どうやって受診するのかどうかをお伝えしていきます。

健康診断は受けないといけないのか?

生徒側の健康診断は、義務ではありませんが、学校側には健康診断を受診するように、学校教育法で定められています。また、進学や就職する際に、健康診断の証明書が必要になる場合があります。

健康診断が実施される理由としては、自分の健康状態の把握、早めに異常を発見するため、

学校側が、生徒の病気の症状に合わせたサポートができるようにするためが挙げられます。

通信制高校の健康診断は、自分で健康診断ができる医療機関で受診しないといけません。通信制高校に通う学生は、学校に通うことが少ないので、家に籠って運動不足になり、知らぬ間に体調不良になる可能性があります。健康診断を受けることで、現状の体調を確認し、今後の生活習慣の改善に努めましょう。

健康診断を受けなかったらどうなるのか?

全日制高校では、学校に通っている時に健康診断を受診できるので良いと思いますが、通信制高校の場合は、自分で受診できる医療機関を探さなければなりません。これが大変面倒なので、行きたくないなと思うかもしれません。

健康診断は、義務ではありません。健康診断を受診しなくても、退学になるわけではありません。しかし、健康診断を受診しないと、進学、就職、部活の試合、留学等で健康診断の証明書が必要になる場合があります。その際は、結局、自分で医療機関を探して、健康診断を受診しないといけません。

健康診断はいつ受診すればいいのか?

全日制高校の健康診断は、4〜6月頃に実施されている学校が多いです。通信制高校の場合は、各自で医療機関に受診しに行くのですが、毎年6月30日までに受診することになっています。学校毎に健康診断を受診する期限を設けているので、いつまでに受診しなければいけないのか、学校に確認しましょう。また、通信制高校サポート校の場合は、提携している学校で、健康診断を受診することになります。学校によっては、本校で実施の場合もありますし、提携する病院で受診する場合や、各自で病院に行って、受診するという場合もあります。

健康診断の項目は?

高校の健康診断は、人間ドックの簡易版のような感じです。健康診断の項目としては、身長・体重、血圧、視力、聴力、尿検査、胸部レントゲン、心電図、歯科検診が挙げられます。学校によって、健康診断の項目が異なる場合がありますので、興味がある人は、どんな項目があるかを学校に確認しましょう。

健康診断はどこで受診すればいいのか?

学校によっては、健康診断日を設けて、学校で受診できる学校もあります。中には、学校で受診できないところもあります。その場合、自分で医療機関を受診し、健康診断結果を学校に提出しないといけません。健康診断は、ほとんどの医療機関で実施できます。病院によっては、健康診断を実施していないところもあるので、事前に病院に確認しましょう。健康診断で病院が混む可能性があるので、事前に予約することをオススメします。

健康診断の料金について

学校で健康診断を受診する場合や、学校指定の医療機関で受診する場合は、費用が無料です。しかし、個別で健康診断を受診する場合は、料金がかかります。本人負担額は、5,000円のところが多いようです。健康診断の費用は、保険適用外なので、医療機関毎に料金を独自に設定できます。費用がいくらなのか、病院に事前に確認しましょう。また、学校に証明書を送る際に、病院で作成してもらう文書を作成するのに、別途で料金がかかる場合があります。ここも事前に確認すると良いと思います。

健康診断の服装について

健康診断を受診する際に、検査着に着替えます。そのため、着脱しやすい服装で行くのが理想です。また、金属の付いていないものを用意すること、アクセサリー類は、外していきましょう。もし付いている場合は、取り外すように病院から言われます。

健康診断や保健室が充実している通信制高校もある

通信制高校には、病気や障害を持っていて、毎日登校できない人でも安心して通学することが可能です。病気や障害を持っている人が安心して学校に通えるように、健康診断や、保健室が充実している通信制高校もあります。こういう学校の特徴としては、入学時に健康診断を行っている、学校に保健室が備えてある、カウンセラーや養護教諭が常駐している、校内にAEDを設置している等の特徴を持っています。また、学校への登校が難しい場合は、あまり学校に行かなくて済むような学校を選ぶと良いと思います。通信制高校の中には、オンラインで授業を受けられるところや、ビデオ動画などで、授業をしてくれる学校もあります。体調面に不安な人はこういう点に注意して、学校選びをすると良いと思います。

自分に合った通信制高校の選び方

病気や障害を持っている人は、無理なく通える高校を選ぶ方が、身体の負担が少なくなると思います。通信制高校には、全日制高校のように週5日通うタイプもあれば、年に数日通うタイプもあります。体調に合わせて、通うタイプを選ぶと良いでしょう。

また、全日制高校は、学年制を取り入れているので、一定数の成績と、出席日数が足りなければ、留年となります。1科目だけ落して、留年の場合、1年間で、その1科目だけ修得するわけではなく、その1年間で修得する科目を全部やり直す必要があります。

通信制高校は、単位制なので、3年間で74単位修得できれば卒業できます。1年間で最低限修得しないといけない単位数の設定とかもないので、留年もありません。

単位修得には、教科書を読んで、レポートを作成して、スクーリングで授業を受けて、テストに合格すると、単位を修得できます。スクーリングに行かないと単位を修得できないので、スクーリングの回数が少ないところを選んで、無理なく学校に通えるところを選びましょう。学校によっては、先生が生徒さんの自宅に伺い、授業をしてくれる学校もあります。こういう学校を選ぶと良いと思います。

まとめ

全日制高校では、健康診断は、学校内で4〜6月頃に行われます。通信制高校の場合は、学校で健康診断を受診できる場合があります。その場合は、特に費用はかかりませんが、学校で受講できない場合は、各自で健康診断の費用を負担する必要があります。また、健康診断を受診した後に、学校に証明書を提出する必要があります。病院によっては、この証明書を作成するのに費用がかかる場合があります。健康診断を受診する際は、健康診断の際の服に着替える場合がありますので、着脱しやすい服装で行かれると良いと思います。

また、通信制高校には、健康診断や保健室が充実している学校があります。病気や障害をお持ちの人は、こういう面が充実している学校を選びましょう。また、スクーリングの回数も重要になります。スクーリングの回数が、全日制高校と同じくらい通学する学校もあれば、年に数日だけの学校もあります。体調面に不安がある場合は、スクーリングが少ない学校を選ぶと良いでしょう。授業も全てオンラインで実施している高校もあります。映像授業や、ZOOM等を使って授業をする学校もあるようです。学校によっては、先生が生徒さんの家に行って、授業するパターンもあるようです。