通信制高校では部活・クラブ活動はできるの?どんなことをするの?をまとめて紹介します

通信制高校では部活・クラブ活動はできるの?どんなことをするの?をまとめて紹介します

全日制高校は、放課後に部活動や、クラブ活動がありますが、通信制高校の場合は、どうでしょうか?

通信制高校の部活動やクラブ活動についてお伝えします。

通信制高校にも部活動やクラブ活動はあるのか?

結論からいうと部活動やクラブ活動はあります。

ですが、全日制高校と比べても、そこまで部活動の種類があるわけではありません。

また、生徒さんが通学する日は、各生徒さんによって異なるので、あまり長時間で練習することはありません。

通信制高校によっては、グラウンドや、体育館がないところもありますが、その場合は、オンラインでやっていたりするところはあります。

全日制高校では、顧問の先生がつきますが、通信制高校では、顧問の先生がつかないことが多いようです。

少数ですが、部活動やクラブ活動に特化した通信制高校もあります。

そこでは、実績として、全国大会や、甲子園に出場する部活動やクラブ活動もあるようです。

運動部は、バドミントン部、剣道部、ボクシング部、陸上競技部、水泳部、サッカー部、ダンス部、硬式野球部等があり、文化部は、写真部、茶道部、読書部、演劇部、軽音部、写真部等があります。

学校によっては、上記以外の部活がある学校もあれば、上記の部活がない学校もあります。

通信制高校の全国大会がある

通信制高校と、定時制高校が共同で開催される全国高等学校定時制通信制体育大会があります。

この全国大会は、県の予選会を勝ち抜き、代表としての権利を得た上で、全国大会に出場できます。

この全国大会は、学校対抗の方式と、都道府県対抗の方式を取る種目があります。

学校対抗方式を取る競技は以下になります。
・自転車競技
・卓球
・ソフトテニス(個人)
・バスケットボール
・剣道(個人)
・柔道(個人)
・バレーボール
・サッカー
・バドミントン(個人)

都道府県対抗方式を取る競技は以下になります。
・陸上競技
・ソフトテニス(団体)
・柔道(団体)
・剣道(団体)
・バドミントン(団体)

軟式野球の全国大会もあります。これは、歴史は古く、68回実施されています。もう一つの甲子園や、二つ目の甲子園と呼ばれているそうです。

また、部員数が少ないことから、女子生徒も参加できるようです。

第一回は、6校のみでの開催で、一時期45校まで増えたようですが、現在は、25校程度が参加されているようです。

通信制高校から、インターハイや、甲子園に出場した学校も

全国高校野球選手権大会(甲子園)は、日本高等学校野球連盟が認めた公式野球部だけが出場できます。

通信制高校は、各生徒さんで、いつ学校に来るかは自由なので、練習もあまりできず、通信制高校で出場している高校はないのではないか?と思われるかもしれませんが、実際に、甲子園に出場したことがある通信制高校はあります。

長野県にある地球環境高校が、2012年に出場しています。また、北海道にあるクラーク記念国際高校が、2016年に出場しています。

クラーク記念国際高校の監督は、甲子園に何度も出場している駒大岩見沢高校の監督を務めた佐々木さんがされているそうです。

サッカーのインターハイに出場した通信制高校もあります。茨城県の第一学院高校は、2015年に出場しています。

eスポーツの分野でも、全国大会に出場した通信制高校もあります。明聖高校は、2019年に出場していますし、ルネサンス高校も出場していて、フォートナイトで、全国3位の実力校のようです。

専門コースがある学校も

部活動や、クラブ活動の他に、学校のコースとして、スポーツを専攻できる高校もあります。

例えば、鹿島山北高校には、スポーツコースがあります。こちらでは、サッカー、野球、ゴルフ、レスリング、バスケットボール、バレーボール、テニス等のスポーツに力を入れたい方や、プロを目指す方や、スポーツトレーナーを目指す方がこのコースに入学されます。

全国大会で活躍している通信制高校もあるので、高校では、スポーツに力を入れたいとお考えの方は、是非、通信制高校も選択肢の1つにされると良いと思います。

通信制高校からオリンピックに出場した方も

オリンピックに出場する選手は、過酷な練習をこなしたり、国内外の試合に参加しています。練習や試合で忙しく、なかなか勉強の方に時間を割けない方の選択肢の1つとして、通信制高校があるようです。通信制高校は、必ず学校に登校しないといけないわけではないので、過酷な練習をしている選手にとっては、練習にも時間を取りつつ、高校卒業もできる通信制高校がベストなようです。

堀米雄斗選手

東京オリンピックから競技に追加されたスケートボードで、金メダルを取得した選手です。東京オリンピックに出場した時には、既に通信制高校は卒業されてます。

中村輪夢選手

こちらも東京オリンピックから競技に追加されたBMXフリースタイルで5位となった選手です。海外遠征や、練習で忙しく、学校は、年間で30日しか行けなかったそうで、卒業はギリギリだったようです。

大原洋人選手

東京オリンピックのサーフィン競技で5位となった選手です。通信制高校の時は、日中にサーフィン、夜に勉強というスケジュールでこなしていったそうです。

大岩千未来選手

東京オリンピックの新体操個人総合に出場した選手です。通信制高校在学中から、オリンピック出場のために、練習と勉強を両立して努力されてきた選手です。

国分大晃選手

北京オリンピックのスノーボードビッグエアで4位となった選手です。15歳の時に平昌オリンピックに出場されたそうです。

部活動や、クラブ活動に参加するメリット・デメリット

部活動や、クラブ活動に参加するメリット

①友達ができやすい

部活動やクラブ活動は、その活動が好きな方の集まりで、共通の話題があり、友達ができやすい傾向にあります。高校を卒業した後も、部活の友達と集まったりするので、一生付き合える友達ができやすいです。

②社会性が身に付く

部活動やクラブ活動で、共通の目的のために皆で一丸となって、取り組むことを通して、自然と社会性が身に付いていきます。

③ストレス発散の場になる

身体を動かすことで、ストレス発散になりますし、部活動やクラブ活動の親しい仲間との会話は、自然と気分転換になり、ストレス発散になります。

部活動や、クラブ活動に参加するデメリット

部活動や、クラブ活動に参加するメリットはたくさんありますが、デメリットはあまりありません。

デメリットとして挙げられるのが、部活動で時間を使う分、他の勉強とかに時間が回せない点です。

例えば、全国大会に出場するような高校は、部活動の時間も長いです。練習もハードなため、すごく疲れます。その上で、大学受験をしようと思うと、なかなか時間が取れない状況になってきます。大学受験をしたい場合は、あまりハードじゃない部活を選ぶなど考えて選択する必要があります。

まとめ

全日制高校と同じように、通信制高校でも部活動はあります。全日制高校のように、グランドや体育館がない学校もあります。また、顧問の先生がいなかったりするようです。

通信制高校は、学校に通う日数も生徒さんによって、異なるので、皆が揃って、部活に参加するのも少ないようですし、部活をやる時間も少ないようです。

ですが、通信制高校によっては、全国大会や、甲子園に出場する高校もあるそうです。部活動の他に、高校のコースの1つとして、スポーツコースを設けている高校もあります。

通信制高校だからと言って、部活動がないわけではないので、高校の資料請求をされる際は、どんな部活があるのかも確認してみると良いかもしれません。