通信制高校は、全日制高校と比べると、どんな風に学校生活を送っているのか?
なかなかイメージが湧かないと思います。
この記事では、通信制高校に通っている生徒さんや、卒業生からいくつかの「あるある」をご紹介します。
①曜日感覚がなくなる
通信制高校は、全日制高校とは異なり、毎日学校に通わなくても良く、自宅で勉強が可能です。
そのため、曜日感覚がなくなってしまうようです。
曜日感覚がなく学校行く日を間違える。。なんて方も多いようですので、通信制高校に進学される際は、規則正しい生活をし、生活リズムを整えていきましょう!
②バイトに熱中しちゃう
通信制高校は、自宅で勉強が可能ですし、スクーリングも年に数日になるので、勉強しつつアルバイトもすることが可能です。
時間もたくさんあることから、バイトに長時間入ることができ、そのバイトに熱中して、勉強の方が疎かになってしまう方もいるようです。
学費をバイトで稼いでる方もいて、とても素晴らしいことですが、それで学校の勉強が疎かになり、卒業できなかったら本末転倒です。
しっかりとスケジュール管理していきましょう。
③友達が思った以上に年上
通信制高校では、全員が中学卒業して進学してくるわけではなく、中学卒業して、社会人を経験してから、通信制高校に通われる方もいれば、高校を中退してから、通信制高校に入り直す方もいます。
そのため、通信制高校には、色々な年代の方がいて、友達になって初めて年齢を聞いて、年上だと気づくなんてこともあるようです。
学び直しで通信制高校に通う方もいるので、親御さんと同じ年代の方が同級生というパターンもあるようです。
④登校してみたら生徒が少ない
通信制高校は、自宅で勉強も可能なため、キャンパスに通うのも生徒それぞれの日程で通います。
スクーリングも、何日程かあり、どの日程で受講するのかも生徒さんそれぞれです。
そのため、登校してみても、あまり生徒さんがいない場合があります。
逆に、生徒さんがいない分、先生とじっくりと話すことができ、進路についての相談や、勉強のわからないことを質問しやすいようです。
⑤先生と仲良くなりやすい
通信制高校の先生は、生徒さんの様々な悩みを理解しようと努めてくれる先生が多いです。
通信制高校によっては、全教員が、カウンセリング資格を持っているところもあります。
また、全日制高校と比べると、生徒数も多くないので、先生が生徒さんを見れる時間も多くなり、先生との距離が近く感じている方が多いようです。
距離が近すぎて、先生のことを、あだ名や、〇〇さんと呼ぶ学校もあるようです。
⑥体育が遊び
全日制高校の体育は、1,500mの持久走があったりしますが、通信制高校の体育は、軽い運動をやることが多く、中には、体育の授業でボーリングをするという学校や、鎌倉散策に行くという学校もあるようです。鎌倉散策は、ウォーキングという扱いみたいです。
⑦服装が個性的
全日制高校では、毎日決まった制服で登校しますが、通信制高校では、決まった制服はありますが、服装自由な学校もあります。
周りが私服なため、最初の3ヶ月は、制服で登校してますが、その後、私服で通い出す方が多いようです。
また、全日制高校は、髪を染めるのが禁止されていたり、ピアス開けるのが禁止されていたりしますが、通信制高校では、そこも自由な学校が多いです。
そのため、自分らしい服装や髪型にできます。
中には、仕事着のまま登校してくるという生徒さんもいるようです。
⑧友達ができる!
全日制高校で、対人関係のトラブルで通信制高校に入学される方が多いですが、入ってみると、意外とすぐに友達ができたという方が多いです。
通信制高校では、学校によっては、部活動があったり、スクーリング等のイベントで仲良くなって、友達ができるようです。
⑨レポート提出がある!
通信制高校は、単位制になります。単位を修得するには、その科目のレポートを提出し、スクーリングに参加し、テストを受けて、ある程度の成績があれば、単位を修得できます。
そのレポートは、教科書の対応ページを見ながら、問題を解いていく形になるので、そこまで難しい問題はありません。
レポートの数は多く、だいたい年間で50~60枚提出します。
⑩テストの回数は少ない
全日制高校は、学期毎に中間テスト、期末テスト等がありますが、通信制高校では、年に1~2回と多くはありません。
また、テストの難易度は、レポートの問題がそのままテストに出たり、教科書の問題がそのまま出たりと、難易度は高くありません。
⑪年に最低1回はスクーリングがある!
スクーリングは、学校等に通い、学校の先生から直接指導を受けることをいいます。
合宿型と通学型があり、これは学校によって分かれます。また、スクーリングの日数も学校によって異なり、鹿島山北高等学校では、3泊4日になっています。
スクーリングで行うことは、科目の勉強の他に、遠足であったり、農業体験ができる学校もあるようです。
⑫長期休みはない
全日制高校には、夏休みなどの長期休みがありますが、通信制高校には、長期休みがない場合が多いです。
その理由は、通信制高校は、単位制で、週に2回登校するケースや、週に3回登校するケースなど毎日登校する等がないので、長期休みなどを設けていない学校が多いようです。
⑬留年はない
全日制高校には、留年がありますが、通信制高校には留年はありません。
通信制高校は、単位制で、3年間以上在籍し、74単位以上取れれば卒業できます。
単位の修得も、自分のペースでスケジュールを組むことができます。
また、留年はないですが、中退率は高いようで、約20人に1人が中退しています。
理由としては、経済的な理由の他に、学習面や、学校の環境が合わず、中退される方が多いようです。通信制高校を選ぶ際は、オープンキャンパスに通うなどして、学校の雰囲気を確認してから入学された方が良いようです。
⑭入試には科目試験がない場合もある
全日制高校では、入試で科目試験が課されますが、通信制高校では、面接だけの学校や、作文だけの学校があります。面接では、その学校に志願する理由や、その学校でやってみたいことを聞かれるようです。作文は全日制高校の入試のように、400字以上と文量が多くなく、140字というtwitterのつぶやきくらいの文量を課す学校もあります。
⑮夢に近づける
全日制高校と比べると、学校の授業が少なく、大学進学は難しいと思われる方がいますが、そんなことはありません。
通信制高校では、その生徒さんに合ったレベルからきっちりと学習でき、それによって学力向上し、行きたかった大学に進学できた例はたくさんあります。
また、大学進学以外にも、学校によっては、芸能について学べるところであったり、eスポーツについて学べる学校もあり、そこから自分が行きたい道に進んでいる生徒さんもたくさんいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
全日制高校と比べると、緩い印象を抱くかもしれませんが、通信制高校だからと言って、制約されるものはありません。逆に通信制高校を活かして、自分の夢を叶える方もいます。
通信制高校に少しでも興味がある方は、是非興味ある学校の方に行ってみて、その学校の雰囲気を感じてみてください。色々な特色がある学校が多いので、まずは、資料請求をしてみて、どんな学校があるのか、調べてみると良いと思います。